断髪する女たち―モダンガールの風景 (江戸東京ライブラリー) 価格: 1,575円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 「手紙」「小説」いまならちょっと高尚な感じ。でもこれがはやりだしたころは、「今の教育は・・・・」などと問題視されたのです。いまなら「メル友」「テレビ」くらいに相当するのでしょうか。 ほかにも雑誌,活動写真,ポスター,三越百貨店,ラジオなどなどのそのときの最先端である大衆文化が紹介されています。たくさん当時にかかれた文などが引用されています。所々にはポスターや新聞などの写真も入っています. そしてこの本のタイトルの「断髪」、これは女性の開放の意味もあったそうですが、もうひとつは「モダンガール」、つまり流行の最先端を行く洋装の女性です。カフェーで働いたり,バスガールをしたり、いろいろな女 |
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断髪のモダンガール―42人の大正快女伝 価格: 1,800円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 この本に平林たい子は登場しても、林芙美子は取り上げられていない。 長谷川時雨の節に「林芙美子には、時雨への忘恩のふるまいが目立つ」(p263)とあるが、先日読んだ関川夏央『女流―林芙美子と有吉佐和子』に、時雨が亡くなった時に林が書いた追悼文が引用してあって、「おつかれでしょう……。/あんなに伸びをして、/いまは何処へ飛んでゆかれたのでしょう。/勇ましくたいこを鳴らして笛を吹き、/長谷川さんは何処へゆかれたのでしょうか。/私は生きて巷のなかでかぼちゃを食べています」(文庫p34)とあり、関川は「長谷川時雨が日華事変中に『時局』に積極的に協力したことを皮肉ったのだろうか」(同p3 |
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